母乳から完全ミルク(完ミ)に切り替えた体験談|授乳がつらい私が見つけた「もう一つの選択肢」
出産前から「母乳ってすごい!頑張らなきゃ!」という気持ちで準備してきた私。でも今、完全ミルクで育てています。これは失敗談でも後悔の話でもなく、「こんな道もあったよ」という体験談です。
母乳育児の情報に、知らず知らず追い詰められていた
産前に見ていた病院のチラシ、SNS、育児本——どこを見ても「母乳は免疫力アップ!」「腸内細菌が違う!」「赤ちゃんとの絆が深まる!」という情報があふれていました。
読めば読むほど「私も絶対に母乳で頑張らなきゃ」という気持ちに。でもそのプレッシャー、産後の私を少しずつ追い詰めていたんだと思います。
産後すぐ 毎回「±0g」の現実
産後3時間ごとの授乳が始まり、助産師さんに支えてもらいながら必死におっぱいを吸わせる毎日。でも授乳前後の体重測定をしても、結果は毎回±0g。
「隣のママは20g増えてるのに…」と比べてしまい、夜中も何度もナースステーションへ。乳頭保護器も試して、それでも結果は変わらず。退院時に助産師さんから「1ヶ月くらいで安定しますよ」と言われ、かすかな希望を持って家に帰りました。
ようやく張った—!でもそこに待っていたのは、また別の苦しさ
ある日、ついに胸がパンパンに張ってきて「やっとだ!」と思ったのも束の間。胸は熱を持ち、ボールのように硬く痛い。赤ちゃんはうまく吸えず、乳首は傷だらけに。
搾乳器も買いましたが、30分で20mlが精一杯。しかも血が混じってしまって……どうしても赤ちゃんにあげることができませんでした。
努力しても努力しても報われない感覚。気持ちが、どんどん落ちていきました。
「早く離乳食にならないかな」——その瞬間、気づいた
吸わせるたびに痛みで顔をゆがめ、赤ちゃんの成長を楽しむ余裕なんてない。母乳を増やそうと日中は母乳だけにしたら、今度はおしっこが減って水分不足のサインが。
授乳1回に1時間近くかかり、寝不足が重なり、心も体も限界でした。そしてある日、「早く離乳食にならないかな」とふと思ってしまったんです。
「あ、今の私はもう無理してるんだ。」
その気づきが、私が完ミへの切り替えを決めたきっかけでした。
完全ミルクに切り替えたら——驚くほど生活が変わった
切り替えた途端、本当に生活ががらっと変わりました。
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胸の痛みが消えて、心が軽くなった パンパンだった胸の痛みがなくなり、傷だらけだった乳首も少しずつ回復。あの毎日がうそみたいでした。
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睡眠が取れるようになった 母乳トライのプレッシャーがなくなり、心身に余裕が戻ってきました。ぐっすり眠れる時間が増えるだけで、こんなに気持ちが変わるんだ……と実感。
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授乳の時間が”幸せな時間”に戻った ぼんやりながめながら「今日もかわいいなぁ…」って思える余裕が復活。旦那からも「表情が前より優しくなった!」と言われました(笑)。
ミルクにして広がった、思わぬ幸せ
完ミにしたことで、家族みんなが授乳に参加できるようになりました。
義父は「ウィットにミルクあげたい!」と朝早く来てくれたり、義母も旦那も何度も授乳してくれたり。そのおかげで、家族みんなで赤ちゃんと関わる写真がたくさん増えました。
旦那は「ゲップさせるの、俺うまいねん!」と自慢げで(笑)。その姿がなんだかうれしくて。ミルクにしたことで広がった幸せが、確かにありました。
「太りすぎないか」問題は……結局、笑い話に
ミルクに切り替えるとき、「太りすぎないかな?」と心配していた私。でもある日、飲む量が自然と減ったとたんに夫婦で「痩せてる!?大丈夫!?」と大騒ぎ。
結局、ないものねだりでした(笑)。元気ならそれでいい。
母乳でもミルクでも、どちらも愛です
これは「完ミが正解」という話でも「母乳をやめよう」という話でもありません。私の選んだ道の、ただの体験談です。
母乳育児でつらくて悩んでいるお母さんが、「こんな選択肢もあるよ」「ミルクでも全然いいんだ」と思えたら、それだけで十分です。
どんな選択でも、赤ちゃんを想う気持ちは同じ。あなたは今日も、十分すぎるほど頑張っています。🌼
この記事が、少しでも誰かのお守りになりますように。




